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![]() Verve/MGV-8096 VELVET MOOD SONGS by BILLIE HOLIDAY このレコードは、ビリーが晩年ヴァーブレコードに在籍して残したアルバムの中の一枚です。 まず、レコードジャケットの写真はビリー本人ではありません。当時、白人受けを狙ったのかなんか知りませんが、レコードの内容とは全く関係なくジャケットだけ白人女性モデルの写真を使ったレコードもたくさんあります。 個人的にはDavid Stone Martinのイラストをジャケットに使った物が好きですが、まぁジャケットの話をし始めるとキリがないのでこれぐらいにしておきます。 さてレコードの内容ですが、ビリー40歳のええ味出して歌ってます。あえて言います。“ええ味”です。前のレビューでも言うてますが、この当時のビリーは一般的には衰退期と評され、30年代のSP音源から比べると声のハリ、歌いまわし等全て劣るとされています。 確かに、声がかすれたり高音部でひっかかったりとしんどそうな部分は感じられますが、それを踏まえたとしても衰退期うんぬんの解説の仕方、僕は好きではありません。そこを含め全てがビリー・ホリデーやと思います。 このレコードはそれこそ何回も何回も聴くうちに、ビリーの歌はもちろん、楽器のソロまで知らず知らずのうちに全て覚えてしまったレコードのうちの一枚です。 そして聴く度に何かを感じます。超越した何かを・・・そして言いたい事がしっかり伝わってくるんです。それが“ええ味”と勝手に思てます。 個人的に共演者も好みです。特にBenny CarterとHarry Edisonがよう歌ってビリーと会話しています。いぶし銀Jimmy Rowlesも効いています。 ほんまにええレコードやと思います。 Billie Holiday (vo) Harry Edison (tp), Benny Carter (as,ts), Jimmy Rowles (p), Barney Kessel (g), John Simmons (b), Larry Bunker (ds) Los Angeles CA August 23,23.25(1955) SIDE A 1.PRELUDE TO A KISS 2.WHEN YOUR LOVER HAS GONE 3.PLEASE DON’T TALK ABOUT ME WHEN I’M GONE 4.NICE WORK IF YOU CAN GET IT SIDE B 1.I GOTTA RIGHT TO SING THE BLUES 2.WHAT’S NEW 3.I HADN’T ANYONE TILL YOU 4.EVERYTHING I HAVE IS YOURS
by favoriteslp
| 2015-07-29 17:02
| アロワナはジャズを聴くのか?!
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