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![]() Recorded in 1929~1942 Fats Waller (Piano & Vocal) Gene Sedric (clarinet & tenor sax) Al Casey (Guitar) Charles Turner (Bass) Slick Jones (drums) 他 ***** SIDE Ⅰ 1. I'll Dance At Your Wedding 2. Original E Flat Blues 3. I Just Made Up With That Old Girl Of Mine 4. You're Laughing At Me 5. Ring Dem Bells 6. Up Jumped You With Love 7. Our Love Was Meant To Be 8. You Went To My Head SIDE Ⅱ 1. Christopher Columbus 2. How Can You Face Me 3. Dream Man (Make Me Dream Some More) 4. What's the Reason (I’m Not Pleasin’ You) 5. Sweet & Slow 6. Handful Of Keys 7. I Used To Love you (But It's All Over Now) 8. There'll Be Some Changes Made ***** 今から40年ぐらい前、まだジャズを聴き始めて2、3年という頃に日本ビクターレコードから発売された100枚セットのオールドジャズ集大成みたいなアルバムが近くのレコード屋さんに中古で入荷しました。 何もわかってへんのにその全集がどうしても欲しくなり、当時のバイト代2か月分ぐらいを叩いて買った記憶があります。 ルイ・アームストロング、デューク・エリントンといった歴代の名前に並んでその中にこの人、ファッツ・ワーラーのアルバムもありました。 正直言いますと、嬉しがってその全集を買ったのはいいものの、1度に100枚聴けるわけもなく、ファッツ・ワーラーのアルバムも少しかけたぐらいで当時の自分にはあまりピンと来ず、そのまま長年眠っていました。 それから20年ぐらいしてから、ふとこの全集のファッツ・ワーラーのアルバムを引っ張り出して聴いてみました。その時、なんだかすごく新鮮な気分になったのを思い出します。その頃はちょうど、レコードは集めていたものの、自分が何が好きなんか、何を聴いたらええんかようわからんようになってた時期で、そのファッツ・ワーラーのアルバムを聴いて、なんかパッと灯りが見えたように思ったんです。 「単純明快、SMILE IS BEST! 楽しければそれでええやん! 何にも難しい理屈はいらん!!」そんな事をひとりで呟いてたように思います。 この「Handful Of Keys」は若い頃買った日本ビクターの全集にあったファッツ・ワーラーのアルバムとも一部曲がダブります。どちらも当時のSP音源からレコードに起こしたものですが、やっぱりこの「Handful Of Keys」の方が断然音がいいんです。 コピーにコピーを重ねていくと文字がボケるように、レコードも音源をコピーしていく度に音がボケてくるんが現状です。もちろん、日本盤でしか聴けない貴重なレコードもたくさんありますが、総じて音が・・・ 実は僕もこういうんがきっかけで、日本盤からできるだけ当時のオリジナルに近いレコードへようけ買い換えました。そしてようけお金も・・・まぁ、それは授業料ですな(苦笑) さて、前置きが長くなりました。このレコードは1929年から1942年にかけてRCA VICTORに残されたSP音源を、先ほども言ったとおりレコード化したもので全部で16曲入っています。 まずジャケットがええんです。もう1枚「One Never Knows, Do One?」同様ファッツ・ワーラー独特のええ表情が絵で描かれています。これはジャケットだけでも値打ちあると思います(ウチの関係者で、約1名このジャケット嫌がる人もいますが・・・(笑)) レコードを聴いてみると、当たり前ですがまずピアノが素晴らしいんです。僕はピアノも弾けへんし、音楽理論も何も知りませんが、どんなテンポでも正確無比というんですか、全然ぶれずに、いとも簡単に弾いてはるように聴こえます。うちでお馴染みのピアニストPさんの言葉を借りると「まるで機械のようなピアノ」やそうです。 簡単そうに楽に聴かせてもらう、でもそこに行くまでには単に才能だけでなく、たゆまぬ精進あってこそ、努力の賜物がそこにあるような気がします。とにかく歯切れのいい、心地いいピアノを楽しませてくれます。 そして彼は、お茶目で陽気で面白い歌も聴かせてくれます。底抜けに明るいんです。けどその当時の黒人差別の状況などを考えると、その裏側には、あえて明るく、せめて音楽だけでも聴く人に元気を与えるんや、というそんな気持ちがあるような気がします。 いつもながら、曲ごとの解説・感想等はしません。来る4月19日(土)のレコードライブでもかけさせてもらいます。とにかく聴いて、楽しんでください。 「単純明快! SMILE IS BEST!!」 (2014/03/26)
by favoriteslp
| 2015-07-29 16:51
| アロワナはジャズを聴くのか?!
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