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![]() Recorded in Feb.11-12.1958 エリントンレコードレビュー4回目です。 このアルバム、これまでもそうなんですが、 あんまり詳しい事は知らない小生が、 中古レコード店で完全に「ジャケ買い」したことを覚えている1枚です。 エリントンがキチンとお座りになって、 マハリア・ジャクソンがそのエリントンの肩に手を添えて傍らに立って、 二人がじっとこちらを見つめてはるジャケットの画は、 内容を知る以前にまず「買い!」と思いました。 ジャケット見ただけで「これはなんか分からんけど聴かなあかん」と思ったんです。 AB両面通しの組曲構成のこのアルバムは、 ルンルンスイングするとか、そういう感じでは決してありません。 タイトルにもある「BLACK, BROWN AND BEIGE」の色から、 当時はニグロと言われていた黒人の想いを組曲にしたものでしょう。 「Come Sunday」をベースに、アフリカから奴隷として連れて来られた彼ら、 毎日厳しい労働に従事しながら、 日曜日の休息に教会で神への祈りを支えに日々暮らしてきた様子を 表現してるんやと思います。 B面で登場するんが、マハリア・ジャクソンです。 当時彼女は、ゴスペルの女王的な存在でしたが、 「ゴスペルはそもそも神のために歌うものであって、 商業ベースに乗るなんてとんでもない!!」と かなりバッシングを受けたらしく、 その辺りの葛藤が彼女の顔に表われているような気がします。 彼女「Come Sunday」を2回録音していますが、 特に2回目は古語(?)っていうんでしょうか、 英語の単語も入りながらも何語かよく聞き取れません。 それは置いても、すーっと心に沁みわたる歌声で、 何かを語りかけてきます。 マハリア・ジャクソンの面を聴くたびに、 今は亡き越智順子さんが、 うちでライブ終わりにこのアルバムを聴いて涙してはったんを 今でもはっきり覚えています。 心洗われて、思わず涙ぐむレコードやと思います。 次回レビューは、5/8(水)を予定してます。
by favoriteslp
| 2015-07-29 16:42
| アロワナはジャズを聴くのか?!
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