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![]() (RCA VICTOR/LPM6009) Recorded in 1940-46 ***** Personnel: Duke Ellington(p),Ben Webster(ts), Barney Bigard(cl),Harry Carney(bs), Sonny Greer(ds),Jhonny Hodges(as), Rex Stewart(cor),Cootie Williams(tp) ***** こんにちは。 前回はエリントン楽団の中でのヴォーカル、 アイヴィ・アンダーソンにスポットを当てた アルバムを紹介しましたが、 今回は年代的には同年代の1940年代のアルバム 「The Indispensable Duke Ellington」を紹介させていただきます。 こちらも当然SP時代の音源ですが、 前作同様SPの状態も良好で 当時のエリントンサウンドが充分満喫できます。 どの面を聴いてもご機嫌ですが、 今回は特にSIDE1、4曲目の「Pitter Panther Patter」と 5曲目の「Mr. J.B. Blues」 (どちらも1940年10月1日録音)について少し触れさせてもらいます。 この2曲は当時としては珍しいピアノとベースのデュオで 若くして亡くなった天才ベーシスト、ジミー・ブラントンを フューチャーしてます。 当時エリントンは41才、ブラントンは19才と 親子ほど年の違う二人ですが、ブラントンは エリントンの胸を借りるというかそれ以上に互角に演奏していて、 ほんとうに二人で語り合ってるような感じがします。 文章ではうまく表現できませんが、 とにかくグッと迫ってくるものがあるんです。 昨年86才のお年でも元気に来日された ランディ・ウエストンさんが2008年来日の際、 アレックス・ブレイクさんという素晴らしいベーシストの方と デュオをされました。ランディさん82才、 アレックスさん58才とちょうど親子ぐらいの年の差でしたが 演奏は素晴らしいものでした。 その時、少しですがライブなどのお手伝いを させていただいたのですが、お二人の演奏を聴いた後、 つたない英語でなんとかこのアルバムの エリントン、ブラントンデュオを思い浮かべたと話をすると、 ランディさんは大変嬉しそうな顔で 「あのデュオは聴いて知っているよ。エリントンはもちろん ブラントンはベース奏法を変えた凄いヤツだ。 その二人を想像してくれたのか、そうか、そうか。」 と言ってくれて、それが今でも印象に残っています。 そんなこのデュオですが、 後の1973年にエリントンはレイ・ブラウンと 「This one’s for Blanton」(Pablo/2310-721) というアルバムを残しています。 ここでの「Pitter Panther Patter」は、 明らかに当時の演奏を再現してます。 機会があればこちらも聴いてみてください!! 最後に、この二人のデュオはあと2曲 「SOPHISTICATED LADY」と「BODY AND SOUL」があり、 このアルバムには収録されていませんが、 フランスのシングル盤「JAZZ DE POCHE N°19」に収められてます。 こちらも素晴らしい演奏がお聴きいただけますよ。 第2回エリントンレビュー、今回はこんなところで。(2013/03/06)
by favoriteslp
| 2015-07-29 16:38
| アロワナはジャズを聴くのか?!
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